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エアコンの吹出し口から見えるカビ、汚れ、吹出す臭いの対処方法

冬の間暖房に使用していたエアコンも3月ぐらいから使わなくなります。
5月、6月日によっては30℃を超える真夏日があるとエアコンのスイッチをおしたくなります。
そんな時ふと見上げるとエアコンの吹き出し口に黒いカビが・・・。
スイッチを入れてみるとホコリ臭い、カビ臭いにおいが・・・。



エアコン分解洗浄 カビや臭いを取る方法と故障のリスク

エアコンのお掃除は次のような手順でカビ、臭いをとります

・電源を抜く(ブレーカー又はコンセント)感電しないように必ず行います。
・本体カバー、フィルターを外す。掃除ロボットなければネジ2~4本外せばカバーはとれます。
・制御盤(基盤)がむき出しになるので直接濡れないようにタオルをかけ、その上からフィルムで養生します。
・その他にも濡らしたくない場所や水を入れたくない部分にはフィルムで養生をします。
・洗浄水が壁、床を濡らさないように吹き出し口、アルミフィンをフィルムで囲います。
・囲ったフィルム同士の隙間から洗浄水が漏れないように全体をフィルムで包み排水を導きます。
・排水は全て排水受けのバケツに落ちるよう排水路をつくります。
・本体を洗う前に、外したカバーとフィルターを洗って干しておきます。
・強アルカリ洗剤を、アルミフィンや吹出し口、シロッコファンに吹きかけます。
・高圧洗浄機で浮いた汚れを水で洗い流します。
・弱酸性洗剤でアルミフィンなどアルカリに弱い場所を中和します。
・軽く水で全体をすすぎます。
・アルミフィン、シロッコファンの水をブロワーで飛ばします。
・養生フィルムを剥がし、タオルで残った水を拭き取ります。
・カバーやフィルターを取り付け元に戻し、作動確認をします。
これが一般的な手順です。

エアコン分解洗浄に伴う基盤がむき出しのリスク

エアコンは電気製品です。
簡単な基盤によって制御されているのでこれが濡れてショートするとエアコンは動かなくなります。
業者の手順としてはここに一番神経を尖らせウエスとフィルムで2重の養生をしますが機種ごと形がいろいろで絶対はありませんので大きなリスクと言っても過言ではないでしょう。
古いエアコンになると基盤や配線同士の間にホコリが詰まっていて濡れると簡単にショートします。
コネクターや配線も細いものが多くホコリを取るなど硬いブラシでこすっても切れる恐れがあります。
また、エアコンは温度センサーで温度を認識し、設定された温度に正直に動こうとしますので、アルミフィンが汚れていて熱交換率が下がった古いエアコンをきれいに洗浄すると急に熱交換率が上がり電源を入れた時にショックで基盤が動かなくなることもあるようです。
電気ものはこの辺が微妙でメーカーでも制御系がダメな場合はどこがどうとか分からない為、基盤をまるごと交換する対応が多いようです。

エアコンの洗浄液で壁を濡らしてしまうリスク

壁掛けエアコンは固定金具を壁に取り付け、そこに引っ掛けるように固定されています。
そのエアコンを高圧洗浄機でカビや臭いの元を「ガシャガシャ」洗ったら少しの隙間から洗浄水が壁を伝わり濡らしてしまいます。
実際、エアコンはアルミフィンという熱交換器で発生した結露水を受けるドレンパンという皿がアルミフィンの幅と長さ分だけあるだけで高圧洗浄をする水を受け流す構造にはなっていません。
ですから洗浄の時は特殊な防水カバーを取り付けて洗浄しています。
しかし、エアコンの構造や大きさ、壁との距離で既製のカバーだけでは対処できないこともあり、塗装用のマスカーテープ(フィルムとテープが一体にになった養生シート)などを駆使し、隙間から洗浄水が漏れないように工夫しますが絶対ではないのでリスクは残ります。

エアコンのアルミフィンに強アルカリ洗浄をするリスク

エアコンの熱交換器はアルミニウムでできた薄い板がたくさん並んでいる構造です。
アルミニウムの薄い板の間を空気が通過するときに熱交換が効率よくでいるようになっています。
しかし、写真のようにその隙間にカビやホコリが溜まってしまうと熱交換率が落ちてしまいます。
もちろんここを通ってエアコンの風が出てきますからかび臭くホコリ臭い風が部屋に吹き出してきます。
カビやタンバク汚れを落とすには強アルカリ洗剤が一番です。
台所で言えばキッチン○○○ーです。
これも次亜塩素酸や水酸化ナトリウムなどを含んだ強アルカリ洗剤でカビやタンパク汚れをよく分解します。
しかし、中学校の理科の実験でやったように水酸化ナトリウムの液にアルミ片を入れると泡を出して溶けたのと同じように強アルカリ洗剤をエアコンのアルミフィンに付着したまま放置すると表面が白く酸化してしまいます。
もちろん中性の洗剤を使用すればいいのですが、汚れ落ちがイマイチなのは言うまでもありません。

エアコン洗浄に高圧洗浄機を使用するリスク

エアコンの洗浄は洗剤で汚れを浮かしてそれを勢いよく高圧洗浄で洗い流す方法です。
圧力は強い方がすみずみまで届き、汚れも落ちやすいのですがそこにもリスクが隠れています。
土木用の高圧洗浄機では水の力でコンクリートを切ったりします。
このように水の力は意外と強く、当て方や強さによっては部品を壊してしまうこともあります。
写真の部品はエアコンの風向を変える部品ですが高圧洗浄機が強く当たりすぎてねじれて破損してしまったものです。
その他にも熱交換器のアルミフィンは薄いアルミニウムの板ですので強く当てすぎると曲がって空気の通りを悪くします。
また、しっかり養生したつもりでも水圧で壁や床に洗浄水が漏れることもあります。

エアコンの中でカビの発生が多いのは吹き出し口

エアコンは本体全面の熱交換器アルミフィンから部屋の空気を取り込み、下の吹き出し口から部屋に空気を送り出しています。
冷房に使用する際はアルミフィンで部屋の空気の熱を奪い、下の吹出し口から冷たい風を送り出しています。
空気を冷やすと必ず結露水が出ますがアルミフィンに発生した結露水はドレンパンに落ちドレンホースを通して外へ排出されます。
エアコンを止め空気の流れが止まるとアルミフィンは隙間が多く自然に乾きますが、吹き出し口はプラスチックで熱交換率が悪く冷えたまま部屋の湿った空気に触れ結露し、そこにホコリやカビが発生しやすくなります。
アルミフィンもフィルター掃除をまめにしないとカビることがありますが吹出し口に比べれば少ないです。

エアコン洗浄を毎年行うなら吹き出し口だけでもいいのでは

エアコンの洗浄をはじめて以来、アルミフィンと吹き出し口の洗浄はセットで行ってきました。
空気が流れる部分を全て洗うほうがクリーンな空気になると思っていたからです。
確かにそうなのですが、フィルターを定期的に外して掃除をしていたり自動でフィルターを掃除しているエアコンではアルミフィンがあまり汚れていない事が多いのに気づきました。
もちろん中にはアルミフィンが黒くカビているものもありましたがそれ以外は吹出し口だけ洗うのもありだと考えるようになりました。
自宅のエアコンもアルミフィンはほとんど汚れていないのに吹き出し口だけは転々とカビが見えたりしています。

エアコン簡易洗浄を大学生の下宿掃除で体験

年度代わりの3月は大学生が一斉に下宿を退去し、次に入ってくる新入生のために退去清掃が始まります。
一般アパートと違って家賃が抑えられていることも有り、清掃の単価も抑えられていますが、最近の下宿はエアコン付きがほとんどでその清掃も今年は依頼されました。
単価が抑えられた中どうしたかというと、本体カバーを外さず、吹き出し口だけ高圧洗浄をかけました。
こうすると濡れ対策の養生が吹出し口付近だけになり、大幅に手間を省けます。
初めはこれだけでいいのか?と自問自答していましたが洗浄後試運転してみるとカビ臭さやホコリ臭さはほとんどありませんでした。
同様に20台以上のエアコンもやってみましたが遜色ない仕上がりでした。
・故障するリスクをできるだけ避ける(水をかける部分が少ない)
・必要十分な洗浄で臭い対策をする(吹出し口洗浄だけにする)
・アルミフィンにアルカリ剤を使用しないので傷めない(アルミ劣化防止)
・工程が少ないので単価を下げる事ができる(作業時間通常の半分)
・安く実施することが出来る(頻度を増やして常に綺麗なエアコンに)
この体験から吹き出し口だけ洗浄する簡易洗浄を一般清掃でも取りいれることにしました。

エアコンのカビ、臭いの部分洗浄(吹き出しのみ)お見積もり

壁掛けエアコンの部分洗浄(吹出し口のみ)6,000円+税
アルミフィンの汚れがひどい場合や掃除ロボット付きの場合は要相談

ちなみに全体洗浄12,000円+税

生活空間の「気」を整えるお手伝い ハウスクリーン柴